
Blog - 1 コーヒーの木が健康的で力強く生育しない。ナゼ?
更新日:2021年3月3日
ハワイコナ地区はコーヒー木の生育に恵まれた自然環境下にあり、本当は木がもっと健康的に力強く長生きするはず。
でも、そうではない状況を多くのコナコーヒー農園で過去12年間に渡ってコーヒー農業に携わりながら見てきた。
除草剤、化学肥料、殺虫剤といった自然に非なる化学薬品に過度に依存し、多用しながら、これで良いのだろうかと感じ始めていた頃、働いてくれていたスタッフが除草剤散布中に体調を悪くし、嘔吐を繰り返し、除草剤散布の仕事がしばらく出来なくなった。
そんな頃、手元誤って除草剤がコーヒー木の散布され、コーヒーの木の葉の変形、苗が枯れた状態に目がいくようになる。コーヒー木が本来は活き活きと生育するのに、除草剤で人為的に生育不良を引き起こしているとの思いが強くなってきた。行政からは化学肥料や除草剤の多用により、海の自然環境が損なわれている話を聞いて、除草剤は使用すべきでないと確信に変われど、使用を中止することでコーヒー木の生産量や害虫対策に支障が出るかもしれないという不安が残り、化学品の使用を中止したいが、中止に踏み切れない葛藤があった。