
Blog - 2 いつか、こんな風にコーヒーを育ててみたい。
更新日:2021年3月3日
化学薬品や化学肥料を畑に投与していくことが、だんだんと苦痛に感じてきた。でも、中止したくとも害虫でコーヒーの木に被害が及んだら、生産量げ減ってしまったら、農園マネージャーとしての評価、査定に響いてしまう。除草剤を中止して雑草でコーヒーの木の生育に支障が出てしまうのでは。雑草が伸びてしまっては、マネージャーとしての管理能力が問われてしまう。行いたいけどすぐに踏み切れない状態があったが、後に、除草については、農作業車両にチェーンをつけて走行して雑草の生育を抑える方法を実験的に行ってみた。それなりに効果はあったが、美しい農園としての美観を求められ、断念した。その後、文化保護区画内の雑木や雑草が自然生育する人の手入れのない場所にコーヒーの木を発見。そのコーヒーの木をよく見ると、適切な自然環境の中で心地よく健康的に元気に生育している感じを受けた。これまで見慣れた化学肥料をたっぷり与えられたコーヒーの木よりも比較的に枝は細く、葉の数も少なめ、付けている実も小ぶりだけど、赤く熟した実を舐めたら、美味しくて感動的だった。口当たりが柔らかいのに、味わい深く甘い感じがした。ツンとこない味というか、尖っていなくて素直で柔らかく優しい味わいを感じた。いつの日かこんなコーヒーの木をお世話をしたい、コーヒーを作りたいという思いが芽生えた時だった。