
Blog-7 自然栽培へのこだわり
コーヒー苗の畑植えを約2,000本行っている現状の中、農園の区画を2つに分けて自然栽培と有機栽培の両方でコーヒー作りを行うことにした。全く一から自然栽培でコーヒーを育てるとい初志を貫徹する。有機栽培区画においては、早速に市販の有機肥料を施した。問題は市販の有機肥料。市販の化学肥料よりから自然に優しいとは思われるが、使用材料が100%明記されていないことから、どこまで自然物であるかが不透明。化学肥料よりかは自然環境に良いということは間違いないとはいえ、もっと自然環境に良い自然物を施す自然栽培で自然環境に貢献していくことにした。有機栽培区画と比較実験になって効果の検証にもなる。自然栽培区画においては、土壌への栄養補給として窒素を多く含んだ植物を施すことに加えて、約半年前から準備している堆肥を施す。堆肥は農園内の土にコーヒーの皮、殻などコーヒーの実を生豆に加工する際に生じる廃棄物を混ぜて熟成させたもの。コーヒーの実は7年以上の間、肥料、薬品、堆肥など人工的な施しを行っていなかったコーヒー畑から収穫したもので、野生化したコーヒー畑のもの。いわば、コーヒーの木が実をつける前から、人為的にコーヒーの実の一部を土に還元する環境を作ることになる。自然栽培でのコーヒー作り、まだまだ始まったばかりだ。